buuu みなさんは「ナンピン買い」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「ナンピン買い」とは、保有している金融商品の価格が下がったところで、さらに同じ商品の買い増しを行い、平均取得価格を引き下げること。「売り・買い」どちらからでも取引を始められるFXにおいては「ナンピン売り」も可能であり、こちらは、相場が値上がりしたところで売り増しを行い、売りコストを上げる取引手法です。

さて、この「ナンピン買い・売り」は、効果的に利用すれば、損失幅を減らして後に利益を生むことができる手法。ですが…その一方で、下手をすると“損失を大幅に拡大させるリスクを孕んだ手法”でもあります。

では、この“ナンピン手法”を、具体例をあげて見てみましょう。

仮に1ドル=100円とし、円安が来ると予想してドルを1万通貨購入したとします。

その後、予想通りに相場が「円安ドル高」になれば万々歳。
円安になったところでドルを売れば利益を手にできますね。

ところが、予想に反し相場が円高に。
1ドル=98円にまでなったとします。
このときに、「今は一時的に円高になっているだけ。この先必ず円安になる」と判断し、さらにドルを買い増しするのが「ナンピン買い」です。

しばらくして円高が一服し、当初の予想通り円安が来れば…「ナンピン買い」成功!
100円×1万通貨と98円×1万通貨の保有で“平均取得価格が99円”になっているため、相場がもとの1ドル=100円に戻っただけで20,000円(1円×2万通貨)の利益を手にすることになります。

ですが、いつもこう上手くいくとは限りません。
相場が円高に進み円安傾向にならないこともあるわけです。
こうなってしまうと、「ナンピン買い失敗」と言うほかありません。
ナンピン買いをした結果、含み損のある資産を増やしたことになるわけです。

しかも、このように「ナンピン買い・売り」に失敗して損を増やしてしまうケースは珍しくなく、ナンピン手法の失敗で投資資金が底をついてしまうケースもたびたび起きています。

そのため、FX初心者の方は、安易に「ナンピン手法」を使うべきではないでしょう。
できれば止めたほうが賢明。下手に行うと損失を増やすだけですから、軽い身持ちで用いるべきではないのです。

初心者のうちは、ナンピン手法は避けて「損切り」でリスク管理をするのがベスト!
極力“損を増やさないこと”に意識を集中させ、リスクを避けた取引を心掛けていくようにして下さい。